star ship

言語化するのが難しいくらいしんどいな、と思う。本当はアウトプットしない方が良いのだろうけど、文字にすることで整理したいと思ったので、深夜これを書いている。

自分がまだ高校生の時、ギャル雑誌もギャルモデルも流行していた。その中で、原宿系雑誌のモデルとして、有名アパレル店員として、大人気だったふたり。他人の記念日ブログは興味なかったけれど、ふたりのブログは楽しみに読んでいた。キュートでポップな唯一無二の世界観。お互いを思いやっていることがわかるブログの文章。ファッションはもちろん、世界観にも価値観にも核がしっかりとあることが伝わり、何もかもがキラキラしていて、見ているとワクワクした。

インタビュアーをしているので様々な方にお会いするのだが、当たり前だがみんな人間で。冗談で笑ったり、少し機嫌が悪かったり、話してみればみんな普通の人間だった。複数回取材をすることがあれば、覚えていてくれる方もいて、「昨年ぶりですね」とかそういった言葉をかけてもらうたびに、この人は同じ世界を生きている普通の人なんだと実感を重ねた。

よく出入りするビルには大勢の出待ちがいるし、ロケで外に出れば無断で写真を撮る非常識な人がたくさんいる。スタッフが周りにいてもそうなのだから、プライベートでもきっとそうなんだろう。SNSを開けば、好き勝手なことを話すポストが溢れかえる。

「有名人は自分自身が商品」ということを免罪符にする人もいるが、商品であるならば貴方はその商品に対して対価を払ったことがあるのかと問いたい。勝手な理想を抱いて、勝手に偶像化したのは誰なんだ、と。

今日は、人身事故が多かった。今回の件で、自分はおそらく感受性がとても強いんだと気がついた。良いことも悪いことも、自分に関係がなくとも気持ちが引っ張られてしまう。しばらくはきっと、苦しい気持ちの中で過ごすんだろう。

私の大切な人たちが、どうか辛いことを溜め込まず、健やかでありますように。